社会は大きく変わりました。 どこへ行っても、誰を見てもマスク姿だった光景を考えると「これは夢なのでは?」と思うことが未だあります。 マスク着用が義務化された世界。 これまでは当然のように人に会っていた機会がなくなり「リモート」で画面越しに「人に会う」ことが日常になりました。 私たちが当たり前で変わることがないだろうと思っていた学校でさえも休校やオンライン授業という異例の対応を余儀なくされました。 誰にとっても未知体験ばかりの1年でした。 「リモート」が一般化された今、学校の授業や仕事の会議だけではなく、飲み会などの交流やイベントまでリモート開催されるようになりました。 「2020年を境に時代は変わった。常識は変わった。」世界中の人々がそう感じているのでないでしょうか。 インターネットがある社会に生まれ、デジタルネイティブといわれる現代の子どもたちの多くは、 ゲームやSNSなどのサイバー(仮想)空間とフィジカル(現実)空間を無意識に使い分け、友だちと交流しコミュニケーションをとっています。 例えば「今夜、遊ぼう!8時にね。」 と言ってオンラインゲームで待ち合わせをし、ゲーム内で遊びながら、宿題や明日の持ち物について話をしているのです。 もう、デジタル機器やインターネットが子どもたちの生活に当たり前に存在する時代がやってきていると感じます。 コンピュータの普及と最先端の技術の進化で、これまでの時代と比にならないくらいの速いスピードで、社会が変化していくと予測されます。 子どもたちは「変化することが当たり前の時代」を「しなやかに生きる力」が求められます。 子どもたちに「新しい学び」が必要であることは、薄々わかっていても、家庭ではどのようにサポートすればいいのかわからないとお悩みのお声も聞きます。 「○○しなさい」「××してはいけません」という一方的な会話を、ついしてしまう。 保護者として子どもの幸せ願って言ってしまう「ひとこと」であると想像できます。 しかし、その「ひとこと」が子どもの考える機会と主体性を奪ってはいないか、今一度考えてみる必要があるかもしれません。